SDGs(エス・ディー・ジーズ)って皆さんご存知ですか?
最近ニュースでもちょこちょこ見かけるようになり、知っている人もいるかもしれませんが、聞いたことないって方の方がまだまだ多いかもしれません。
ちなみに、2019年時点での日本でのSDGsの認知度は19%と言われています。
特に私のような会社勤めしていない個人や主婦の間では、認知度がさらに低いと思われます。
そんな私も最近知りまして、エス・ディー・ジー・エスと呼んでいました^^;笑
このSDGsを今、たくさんの企業が取り組んでいます!
これはビジネスをする上で、SDGsに取り組むことは、とても大きな理由があることを意味します。
しかし、まだまだ私のような小さなお店や個人店、フリーランスの方は、
「うちの店はSDGs取り組んでいます!」
というところはとても少ないです。
ただこれからの時代、このSDGsへの取組は、個人店やフリーランスの方にも、大きく関係してくると言われています。
えっこのSDGsに取り組まないとどんな影響があるの?
いやその前に SDGsという言葉っていま初めて知ったけど、、、
個人店やフリーランスの私はSDGsにどうやって取り組めばよいの?
と?マークが現時点ではいっぱいだと思います。
大丈夫です!少し前の私もそうでしたから(^^)
今では立派に私のお店でもこのSDGsに取り組んでいます!
では順に説明していきたいと思います。
目次
SDGs(エス・ディー・ジーズ) とは?
SDGs の概要
まず、SDGsが何の略かというと、
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」 の頭文字をとったものになります。
最後の小文字のsはgoalsの最後の文字になるわけですね。
ただこれを聞いても、
ん?何??持続可能な開発目標?って感じですよね^^;
私なりに要約すると、「地球には今さまざまな問題があり、このまま一人ひとりが自分勝手に過ごしていては、地球は持たなくなってしまう、、
だから、世界中のあらゆる立場の人が協力して,地球の問題を解決するための明確な目標を定めよう!」
が SDGs になります。
SDGsは、分野ごとに17の目標に分かれている
そして、SDGsの中身ですが、問題のジャンルごとに17つの目標に分かれています。
17の目標は次のとおりです。それぞれアイコンもあります。
- 目標1~6は、貧困や飢餓、健康や教育、男女差別、安全な水などの、個人に深く関わる問題が多くなっています。
- 目標7~12は、エネルギーの話、働きがいや経済成長、まちづくり、国の不平等など、企業や政府が主に関わる問題が多くなっています。
- 目標13~17は、気候変動の話、海の話や陸の話、平和など、個人も企業も政府も世界全体に関わる話になっています。
さらにこの17の目標のそれぞれにもっと具体的な数値目標などを定めたターゲットというものがあるのですが、ここでは説明しきれないし、見るのが嫌になってしまうので省略しますね。
詳しく見たい方は、こちらのサイトにすべてのターゲットの紹介されていますので、見てみてください。
一例だけ紹介すると、
8の目標「働きがいも経済成長も」のターゲットは、
各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率を保つ。
というものになります。
ターゲットは全部で169あります。 17の目標、169のターゲットがあるということだけ覚えておきましょう。
企業がSDGsに取り組む理由
このSDGsに今、あらゆる企業が取り組んでいます。
特に大企業と言われると大きな会社はほとんどが取り組んでいると言っても良いと思います。
大企業は投資家などからお金を集めて、会社を運営していますよね。
お金を提供する側が、近年、
「環境や社会貢献していない企業にはお金を提供しないよ!」
なんて動きが出てきているんです。
これは、環境(Environment)、社会(Society)、ガバナンス (Governance )の頭文字を取ってESG投資なんて言ったりします。
このESG投資は、日本企業への最大の投資家であるGPIF(私たちの年金を運用しているところ)も採用しています。
企業側からしたら、そんな大口投資家から、
「あなたの会社はSDGsに取り組んでないから、もうお金を提供しません!持っている株式も全部売却します!」
なんてことになったら大変ですもんね^^;
つまり、SDGsの取り組みを怠ることは、環境や社会配慮を訴える団体から批判の的になるだけではなく、企業の経営リスクを高めるということですね。
個人店やフリーランスもSDGsの取り組みを
これを聞いて、
「私たちのように投資家から資金提供を受けていないような、個人店やフリーランスは関係ないじゃん!」
と思われた方も多いと思います。
しかし、今後もしかしたら、
「SDGsに取り組んでいないお店の商品は買わない!サービスは利用しない!」という時代が来るかもしれません。
また、まだ個人店やフリーランスで取り組んでいる人が少ない今、先に始めることにより、お店のプロモーションやブランディングになる可能性もあります。
個人店やフリーランスの取り組み方
でも、「そんなこと言っても何やったら良いか分からない!」って方も多いかもしれません。
難しく考えずに、
「自分にできることはなんだろう?」と,「自分ごと」として考えてみることが大事です。
17個のゴールを確認してみて、自分のお店が何かそのゴールに貢献できるものを考えてみましょう。
例えば、お弁当屋さんが、
「お弁当箱を発泡スチロール・プラスティック製から紙製に変更します!」
なんてのもSDGsの取り組みになります。
これは、目標12の「つくる責任 つかう責任」や14「海の豊かさを守ろう」の取り組みになります。
また、企業がやっている取組を参考にするのも良いかもしれませんね。
例えば、
○ユニクロ
目標7の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
生産量の70%を占める主要素材工場で水の使用量を2016年比で15%削減、エネルギー使用量を10%削減する目標を掲げ、コスト削減にもつなげる。
○セブンイレブン
目標8の「働きがいも経済成長も」
パートタイマー、アルバイト、外国籍従業員、育児や介護をしながら働く従業員など多様な従業員の、多様な働き方を支援する。
「これなら自分のお店でもできそう!」
というものをまずはマネしてみても良いかもしれません。
参考になりそうな会社名、スペース、SDGsで検索すれば、事例が出てくると思います。
取り組んだ内容を公表することが大事!
取り組み内容を決めたら、それを実行していくとともに、
「私たちのお店はSDGsに取り組んでいます!」と表明することが大事です。
そうしないと外からは分かりませんもんね。
公表の方法は、
- ホームページで公表
- 名刺で公表
- SDGsバッジなどを服につけて公表
などが考えられます。
ちなみに私もそんなに大々的ではないですが、お店のホームページで公表してます。
また、次に名刺を作り変える時は載せてみようかなと思っています^^
まとめ
いかがでしたでしょうか?
SDGs(エス・ディー・ジーズ)のような横文字を聞くと、敬遠したくなりますが、少し身近になったのではないでしょうか?
まとめると
- SDGsは世界中のあらゆる立場の人々が協力することで,地球の問題を解決していこうというもので、国連が定めた目標
- 企業は積極的に取り組んでいて、これからの時代取り組まないとビジネス上で不利になる
- 個人店などはまだまだ取り組んでいるところは少ないことからチャンスともいえる
- 自分のお店でできることを考えて取り組み、それを公表しましょう
という話をさせていただきました。
当然、お店の利益のためでなく、地球の様々な問題を解決するためために、普段から、一人ひとりができることをしていきたいですね^_^
ちなみに私の仕事である「訪問美容」と「SDGs」について考え、お店の取組を紹介していますので、こちらの記事も参考に読んでみてください☆